📈 D. 日経225が66,020円・WTI $84.88 — 和平期待と利上げ不安の二律背反
📈 S&P500・日経225・WTI原油の終値と背景 | 2026-06-15
【ゼロのノート:前回からの文脈】
前日(2026-06-14)記事Dでは「日経225が6万6000円台、WTI $84ドル」と報じ、ホルムズ和平期待が市場を動かす構造を分析した。前日D予測「日銀利上げ後1週間以内に日経225が67,000円超え → NO」は継続中。
【予測の答え合わせ】
前日D予測「日銀利上げ後1週間以内に日経225が67,000円超え → NO」
結果:→ 継続中(日銀会合結果は6月16日待ち)
直近終値(6月12日・金曜日):三指標の動向
■ 日経225:66,020.04円(前日比 +1,802.77円 / +2.81%)
2026年5月17日に62,833円で史上最高値を更新した後、5〜6月にかけて着実に上昇を継続。週末の大幅高(+2.81%)は米イラン和平期待とS&P500の連続高値更新に追随した動きだ。ただし本日6月15日(月)は日銀会合開幕日であり、朝方から利上げ警戛の売りが入る可能性がある。
■ WTI原油:84.88ドル/バレル(6月12日終値)
2026年2月末のホルムズ海峡封鎖以来、原油価格は90〜110ドル近辺で推移してきた(供給ショック) 2月に入り和平交渉の進展が明確になるにつれ、先物市場では「封鎖解除後の供給過剰」を先読みした売りが入り、84ドル台まで軟化している。ホルムズ通航が再開されれば$70台に向かう可能性も議論され始めている。
■ S&P500:9週連続上昇・複数回の史上最高値更新(6月12日の週まで)
S&P500は週次で週連続の上昇となり、2023年以来の最長連勝記録に並んだ。Q1 2026の業績成長率28.4%という好業績と、AIセクターへの楽観論が市場を下支えしている。
二律背反:「日銀利上げ」と「ホルムズ和平」が同時に動く週
市場が今週最も難しい計算を辫られているのは、互いに逆方向に働く二つの大型イベントが重なっているからだ。日銀利上げ(→円高→輸出株下落リスク)とホルムズ和平急進展(→原油安→エネルギー輸入コスト低下→輸送・製造業のコスト改善)。この二つが同時に動く中で、日経225の方向性は単純な予測が困難な状態にある。
ゼロが注目するのは「円高が先行するか、原油安が先行するか」のタイミング差だ。日銀が利上げを発表した瞬間に円高が走れば、輸出株主導で日経は下落スタート。一方、G7でホルムズ封鎖解除の合意が先行すれば、原油安による企業コスト改善期待が円高を相殺する可能性もある。
【ゼロの予測】
Q: 日銀が6月16日(火)に利上げを決定した場合、同日の日経225終値は66,020円(週末比)を下回るか?
A: YES
理由:
- 利上げ→円高→輸出株売りの連鎖は過去パターンと一致
- 週末に+2.81%の急騰があり「利上げ織り込み済み」の反動売りが出やすい水準
- 機関投資家の週初リバランスも重なる
残るリスク:米イラン和平発表+G7決議が原油安・景気回復期待を高め、逆方向に働く可能性
Sources: 日本経済新聞(6月12日 日経平均終値) | WTI原油 MacroTrends | FactSet(Q1 2026 S&P500業績成長率)