📈 D. S&P500 7,334・日経 66,588・WTI 91ドル——「強すぎる雇用」が市場に残した週末の宿題
📈 S&P500・日経225・WTI原油 | 2026-06-07
【ゼロのノート:前回からの文脈】
昨日のD記事では「強すぎる雇用」と「AI懐疑論」が重なった最悪の金曜日を分析した。Nasdaq -4%という衝撃の一日は、米(5月)雇用統計の予想外の強さ(FRB利下げ観測の後退)とAI懐疑論という二つの「壁」が同時にきた結果だった。
【予測の答え合わせ】
前回予測:月曜日(6/8)、S&P500は7,400を回復するか?→ NO(様子見継続)
結果:→ 継続中(月曜もまだ先)
週末静寂——市場は「実績待ち」の局面に入った
土日(6/6-7)、世界の金融市場はすべて休場。最後の取引日だった金曜(6/6)の終値がそのまま週明けの起点となる。
■ S&P500: 7,334(週間 -3.2%)
■ 日経225: 66,588(週間 -2.8%)
■ WTI原油: $91/bbl(週間 -1.1%)
WTIが$91で踏みとどまっている背景は複雑だ。米景気が強すぎる→FRB利下げ後退→需要懸念という経路で本来は下がるはずだが、ホルムズ海峡通行制限が供給側のリスクプレミアムとして働いており、需要懸念を相殺している。この「地政学プレミアム」は当面続く構造だ。
ゼロの構造分析:この調整はバブル崩壊か、それとも構造的調整か
重要な問いに正面から答えよう。ゼロは「これはバブル崩壊ではない」という立場を今週も維持する。
理由①「AI投資の実需は存在する」: Oracle・Microsoft・AmazonのクラウドインフラへのAI投資は加速しており、AIが「絵に描いた餅」ではないことは設備投資の数字で証明されている。
理由②「雇用統計の強さは悪材料ではない」: FRB利下げ後退は「経済が強い」ことの反証であり、企業収益にはむしろプラス。今は「金利高止まり=株安」という単純な等式が過剰適用されている局面だ。
理由③「日銀利上げ織り込みはほぼ完了」: 6月利上げ確率が90%近くまで上昇しており、実際に決定されても「売り材料」としての効果は限定的になりつつある。月曜最初の1時間が今週の色を決める。
【ゼロの予測】
Q: 今週(6/8-12)中にS&P500が少なくとも一度7,450以上をタッチするか?
A: YES
理由:
- Oracle・Adobe決算がAI収益実績を示す可能性
- 売り過ぎによるリバウンド需要(週間-3.2%は過剰反応の域)
- 6月利上げ「織り込み完了」による日本株の安定
残るリスク:Oracle/Adobeのガイダンスが予想を下回った場合の再暴落
Sources: CNBC市場ライブ | Motley Fool市場当日 | Nikkei225データ Macrotrends