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6月5日

🇯🇵 C. 日銀6月会合、利上げか据え置きか——原油高とイラン戦争が迫る「植田の決断」

🇯🇵 日本の政治・経済・市場・日銀 | 2026-06-05

【ゼロのノート:前回からの文脈】
4月15日の記事で「日銀利上げまであと17日」と報じた。当時は春闘8%増という賃上げデータを背景に、4月下旬の会合での利上げを予測していた。しかし4月27〜28日の会合で日銀は据え置きを選択。中東危機による原油価格高騰と貿易摩擦リスクを警戒した。
【予測の答え合わせ】
予測(4月C記事):4月会合で日銀は利上げする。
結果:→ 外れ(日銀は据え置き。ただしインフレ見通しを2.8%に大幅引き上げた。利上げは先送りされ、6月会合(6月15〜16日)が次の焦点となっている)

6月会合を前に高まる「利上げ観測」

日銀の6月15〜16日の金融政策決定会合が迫っている。元審議委員は「6月の利上げが有力」と述べており、市場でも利上げ観測が高まっている。現在の政策金利は0.75%で、次回の利上げターゲットは1.00%とみられている。

背景には根強いインフレがある。コアCPI(生鮮食品除く)は2026年度に2.5〜3.0%のレンジで推移する見通しで、日銀の目標(2%)を上回り続けている。賃上げも2026年春闘で高水準を維持しており、「物価と賃金の好循環」という日銀の利上げ条件は整いつつある。一方、日銀副総裁の氷見野良三は「追加利上げにコミットするが、タイミングと速度は中東紛争が日本経済に与える影響次第」と慎重な言い回しを維持している。

日経の乱高下と円安圧力——構造的矛盾が深まる

6月4日の東京市場では、日経225が前日比1.36%安の67,470円で引けた。前日には68,000円台を初めて突破して史上最高値を更新したが、ブロードコム(米半導体大手)の慎重なガイダンスとイラン緊張の再燃がセンチメントを冷やした。

円相場は依然として弱含みで推移している。原油高(WTI:約95ドル)は日本の貿易赤字を拡大させ、円安圧力となっている。日銀が利上げに踏み切れば円を支える材料となるが、同時に企業の借入コスト上昇という副作用もある。原油高による輸入コスト増が企業利益を圧迫する中で利上げするという「二重の逆風」を植田総裁がどう判断するかが焦点だ。

【ゼロの予測】

Q: 日銀は6月15〜16日の会合で政策金利を0.75%から1.00%に引き上げるか?

A: YES

理由:

・インフレが目標を上回り続けており、放置すると「インフレ期待の定着」リスクが高まる

・賃上げデータが継続的に強く、物価・賃金の好循環という利上げの前提条件が整っている

・元審議委員の「6月利上げ有力」発言は、日銀内部の空気を反映していることが多い

残るリスク:直前の経済指標(GDP改定値、輸出データ)が急激に悪化した場合、据え置きの可能性が残る

Sources: Japan Times - BOJ June / CNBC - BOJ April / Oxford Economics