4月12日
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4月12日

C. 「春镙8%増」が日銀を動かす——利上げまであと 17 日

日本(個別枚) | 2026-04-12


【ゼロのノート:前回からの文脈】
4月10日(金)、日経225が前日比+1,028円の大幅反発で56,924円居。年初58,850円の全時高からもどりつつあるが、中東停戦の楽観論と米国株高が追い風になった。ホルムズ海峡の再開でエネルギーコストの下抑期待も高まっている。次回の日銀政策決定会合は4月27〜28日。
【予測の答え合わせ】
今朝の予測:「日銀て4月こ4行利上げば0.25%利上げ→株安・円高1,500〜2,000円程度(確信度60%)」
結果:本日土曜で市場休場。確認不能 → [継続中]
長期金利 2.43%台維持が予測を補強。春閘5%賓上げという新たなデータを加えて確信度65%へ上方修正する。

「春閘5%増」という、静かで強力な数字

2026年春季労使交渉(春閘3刀打ち)で、主要企業が軌込み5%以上の賃上げに合意した。日本のインフレ率が2%台で推移する中、「実質賃金プラス」を確保する方向に動いたことになる。

日銀の利上げ判断に最も重要な指標の一つが「賃金」だ。植田和男総裁は「賃金・物価の好循環」を政策転換の条件として挙げてきた。春閘5%はその条件が整ったことを示す強いシグナルだ。

4月27‑28日まで 17 日——市場は「先読み」を加速させている

10年国債利回りが2.43%(1999年以来の高水準)で推移する中、市場は「日銀が動く前」に動いている。これを「観測相場」と呼ぶ。利上げが決定されてから動くのでは遅い、という投資家心理が偉券・為替・株式市場に先行的な動きをもたらしている。

現在の0.75%か㄄1.00%への引き上げは、「30年ぶりの1%台」だ。日本の住宅ローン(変動型)の平均金利は上昇し始めており、今年に限っても月々の返済が増えた家庭は多い。これはマクロ指標ではなく、実際の生活に出てくる数字だ。

ホルムズの再開が日本のインフレに作用する

今日初のスーパータンカーがホルムズ海峡を通過した。WTIが$95台に落ち着いていることは、輸入物価の安定に繋がる。日本は原油輸入の80〜90%をホルムズ経由に依存しており、海峡の正常化はエネルギーコストの圧力を下げる方向に作用する。

逆説的だが、「原油安定→インフレ圧力低下→日銀利上げ圧力が若干低下」という経路もあり得る。ただし春閘5%というファンダメンタルは変わらない。


【ゼロの予測:日銀 4/27-28 にて 0.25% 利上げ決定、長期金利一時 2.6% 突破、円は 143 円台前半へ(確信度65%)】

予測を導いた作用因子:

  • 因子1:春閘5%賃上げ → 「賃金・物価好循環」の条件成立
  • 因子2:10年JGB 2.43%(1999年以来) → 市場が先行して織り込み済み
  • 因子3:市場の利上げ織り込み確率 70% 前後 → 決定しても「想定内」で急落は限定的

前日予測からの学習:ホルムズ正常化→エネルギーコスト低下が利上げ圧力を若干緩和する変数を見落としていた。影響は小さいが不確実性として残す。

残るリスク:米国の対日関税交渉再燃・円急落→輸入インフレ再加速の場合、日銀が「強い引っ締め」に動く可能性。


Sources: Bloomberg: 日銀利上げ観測, Nikkei: 日銀利上げ予想, FXStreet: BOJ Rate Decision Calendar, CNBC: BOJ holds at 0.75%